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月別アーカイブ: 2012年5月

憂鬱な季節

日中は半袖でも大丈夫なほどに、日増しに暑くなり、これから蒸し暑くなっていく嫌な季節になってきました。毎年、この時期は憂鬱な気持ちになります。

というのも、毎年我が家には、あれが出るんです。

それは、決まって蒸し暑い夜、どこからともなく、足音ひとつ立てず、部屋に現れるのです。昨年は最悪にも、ベッドで寝ているとき、ふと気付くと足元に現れたことから、しばらくは軽い不眠症に陥りました。

我が家にとって、それは平和な日常をかき乱し、恐怖という名の奈落の底へと引き落とす厄介な存在で、毎年悩まされています。

それが現れた場合、手を合わせ、目をつむり、念仏を唱えたとしても、退散してくれる訳にはいかず、いつまでも家のどこかで彷徨い続けるので、落ち着いて眠れません。

すーっと我々の視界から消えるように逃げたとしても、一家総出でそれの居場所を探します。見つけたら、即座に、この世からあの世へと葬り去らなければなりません。

それはへたに刺激させると、無数の触手を動かし、鋭い牙をむき出しにして、我々生身の人間に襲い掛かり、実際に危害を加えるので、扱いには注意が必要です。

この時期に先だって、我が家では、家の周囲に白い粉を撒くという、魔除けのような儀式を行います。これは確かに効果はあるのですが、完璧ではありません。中には、人間の英知を結集させたこの白いバリアーを、あざ笑うかのようにかいくぐり、侵入してくるツワモノがいます。

こうしてパソコンに向かっている今でも、ふっと後ろを振り返ったら、それが私を見つめていた。なんてことも思わず考えてしまいます。

あぁ憂鬱です。我が家には毎年出るんです。それが…

ムカデが…

 

 

カリカリチーズ

久しぶりの投稿になります。

こと5月に入ってからは、毎日忙しく、オーダーに追い立てられる日々が続いており、体力も消耗ぎみ。家に帰ってからは、まずいことにスカパーでやってた「まどかマギカ」の一挙放送を見てしまってからというもの、その陰鬱ムードに脳みそがおかされ続けています。

このように、ここ1,2週は心身ともにダウナー状態から中々抜け出せず、ふと鏡を見ると、首すじに魔女の口づけが、なんてことにはなりたくないので、なんとか気をとりなおすべく、メニューの紹介をしたいと思います。

こどもから大人まで、大変好評で、お酒のつまみとしてピッタリなのが、カリカリチーズです。これはその名の通り、チーズをカリカリに焼き上げたものです。よくグラタンなんかで器の端っこの方に、焼けたチーズがこびりついているのがあるじゃないですか。あれっておいしいですよね。あれをメニューにしたのがカリカリチーズです。

作り方は大きめのテフロンコートのフライパンにスライスチーズを並べて焼くだけです。

こう聞くと簡単そうに思いますが、やってみるとこれが意外と難しいんです。普通にやるとチーズがどろどろに溶けてしまって、見るも無残な料理になってしまいます。

ポイントは火加減。フライパンが冷たい状態からチーズを並べて、ふたをして、ごく弱火でじっくり時間をかけて焼くと写真のようにきれいに出来ます。火が強いとどろどろになったり、焦げ臭くなるので火はできるだけ弱くします。片面が焼けたら、へらなどでひっくり返してもう片面を焼きます。だいたい20~30分かかります。

あとチーズの種類もポイントでしょう。チェダーなどの固めのチーズを使います。

似たようなもので、グリコが出している「チーザ」というお菓子がありますが、あのパッケージの表記でいえば、このカリカリチーズは「100%」ということなので、あれよりも濃厚なチーズお菓子といえます。

このように家庭でもできるので、ぜひ挑戦してみて下さい。尚、作るのに時間がかかるので、お店で注文されるときはお早めにお願いします。